時間厳守の国
先ほどの記事で、日本人のマナーの良さに定評があるということを考えました。さらに考えてみましょう。
バス以外にも正確に時を刻むものはたくさんあります。
電車や地下鉄もその一つです。
バスなどと同様、電車や地下鉄にも時刻表があります。
そして、その時刻表は飾りではありません。
まさにその時刻表通りに電車が運行されているのです。
五分遅れているだけで、車内放送にてこのようなアナウンスが流されます。
「本日は○○鉄道（鉄道会社の名前）をご利用いただき誠にありがとうございます。
本日、○○（場所の名前など）にて人身事故が起きました影響で五分の遅れが生じております。
五分遅れでの運行になっております。
お客様にご迷惑をおかけしておりますことを心よりお詫び申し上げます。
本日は○○鉄道をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
」こんな、アナウンスが流れるのです。
丁寧、かつ時間厳守ということを大切に思っている証拠ということができるでしょう。
さて、このような環境の中で育ちますと、時間を守ることは当たり前のことになってきます。
時間を守らないことは礼儀に欠ける行動になります。
腕時計をしていても、遅れてくる人は「何のための時計かな？」と周りから嫌味を言われたりします。
それほど、時間を守ることは日本人にとって大切なことなのです。
しかし、このことがなんと日本という国を出るとそうではないということに気が付かされます。
次の記事で考えてみましょう。